【キニナル】ルイ・ロデレールグループが傘下のボルドーのシャトーを香港の企業グループに売却
2012年 12月 10日
シャンパーニュのルイ・ロデレールグループがボルドーに所有するオー・メドックのクリュ・ブルジョワ、シャトー・ベルナドットが、香港のキング・パワー・グループに売却されたことがわかった。
交渉に関与した弁護団が明らかにした。キング・パワー・グループは、宝飾品のアガタなども所有し、「カルチェなどの高級ブランド品や高級ワイン・アルコール類の販売拠点を全世界で500か所持っている」という(同弁護団)。なお、買収金額は明らかにされていない。
シャトー・ベルナドットは、メドック地区格付け第二級のシャトー・ピション・ロングヴィル・コンテス・ド・ラランド(以下「コンテス・ド・ラランド」)と同じくメイ・エリアン・ド・ランクサン氏が所有していたが、2007年にコンテス・ド・ラランドとともに、ルイ・ロデレールグループに売却されていた。
なおコンテス・ド・ラランドでは、支配人であったシルヴィ・カーズ氏が11月初旬に退職したばかりで、ニコラ・グルミノー(Nicolas Glumineau)氏が11月19日から、後継の支配人として着任した。シルヴィ・カーズ氏はユニオン・デ・グラン・クリュの会長も務めており、その任期は2014年までとまだ残っていたが、この職もあわせて退任した。後任のニコラ・グルミノー氏は38歳と若く、メドック地区第二級のシャトー・モンローズ(サン・テステフ)の支配人をつとめていた。
(Vitisphere,12/7;Le figaro,12/6;Les echos,12/6)
引用元:
「フランス食品振興会発行メールマガジンhttp://www.franceshoku.com/」