【ワイン情報】BORDEAUX FETE LE VIN 2012、CHATEAU CALON-SEGUR(ボルドー)
2012年 07月 10日
ボルドー市で6月28日~7月1日に開催された消費者向けの大イベント「第8回ボルドーワイン祭り」には、前回の2010年を上回る50万人以上がフランス内外から訪れた。特にこれまでになく海外からの来場者が多かった。
今回は名誉都市として香港が招待され、入口近くに設けられた2つの大パヴィリオンでは、香港のミシュラン星付きの4名のグラン・シェフが料理を提供した他、音楽の演奏や中国茶の提供など、多くのイベントが行われた。
ボルドー市の中心部を会場に、2キロメートルにわたり、ボルドーとアキテーヌ地方の80のAOCが、試飲を提供した。13枚つづりの試飲チケットは50,000枚以上を販売した。
またワイナリー訪問ツアーも盛況で、一日あたり10本ほどのツアーが催行され(前回の倍の数にあたる)、4日間でのべ750名がワイン産地を訪れた。
ボルドーワインスクールのパヴィリオンも大成功を収めた。今年はテイスティングなどのワークショップや五感での体験ゾーンを設け、4日間で前回の3倍以上の12,349名がパヴィリオンを訪れ、ワークショップはすべて満席であった。
今回初の試みとして、1855年の格付けシャトーの8つのワインを試飲できるグラン・クリュ・クラッセの試飲パスポートを発売し、生産者も来場したが、海外からの来場者特にアジアからの来場者から熱烈に支持を受けた。
このボルドーワイン祭りのコンセプトは海外でも踏襲されている。9月6~9日はカナダのケベックでボルドーワイン祭りが開催され、11月1~4日は香港にて、ワイン&ダイン祭りが開かれる。
(Bordeaux Fete le vinプレスリリース,7/2)
【シャトー・カロン・セギュール売却】Le Château Calon-Ségur est vendu à Suravenir Assurances
1855年のボルドー、メドック地区の格付けで第三級のシャトー・カロン・セギュールが売却されることとなった。
買収するのは、生命保険会社のシュールアヴニール・アシュアランスで、同社はブルターニュ、マッシフ・セントラル、シュド・ウエストの3つの相互銀行を統括するアルケア銀行グループの子会社である。6月29日に、現オーナーのキャプベルン・ガクストン家との間で、譲渡の協定書に署名が行われた。実際の取得は今年の冬前までに行われる。売却は、シャトー・カロン・セギュール(サン・テステフ)と、やはり一族が所有するシャトー・キャプベルン・ガクストンの両方で、合計で94ヘクタールに及ぶ。買収金額は明らかにされていないが、約1億7,000万ユーロとの情報もあり、今年のワイン業界では最大金額の買収案件である。
シャトー・カロン・セギュールは、格付けの行われた19世紀半ば以来、同じ一族が所有していた数少ないメドックのシャトーの一つであった。先代のオーナーであったマダム、ドニズ・キャプベルン・ガクストンが昨年秋に亡くなって以来、娘のエレヌ・キャプベルン・ガクストンが引き継ぎ、シャトーを続ける意思を見せていたが、一族の他の株主が株を手放す考えを示し、そのまま所有を続けることは難しい状況となった。
アルケア銀行グループの頭取であるジャン=ピエール・ドニ氏は、今回の買収について、「この長期的な投資は、経済的な戦略であるのみならず、私どもの主要な活動拠点の一つであるこの南西地方で、存在感を高める目的もあります」と述べた。また今回の買収には、ボルドーで著名シャトーなどを所有するジャン・フランソワ・ムエックス氏も少数株主として参加している。2006年、同じくサン・テステフのシャトー・モンローズの買収の際にもムエックス氏は同様に参画した。ドニ氏は、ムエックス氏が今後のシャトーの運営に何等かの形でかかわり、成功に導くことを期待している。
(sudouest,7/3;vitisphere,7/4)
引用元:
「フランス食品振興会発行メールマガジンhttp://www.
【BORDEAUX FETE LE VIN 】
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