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by naobossa

【フランス】収穫関連情報 2012年10月


【窮地を逃れたラングドックのAOCLes AOC du Languedoc tirent leur épingle du jeu】

フランスの北の産地が穏やかではない天候に悩まされている中、ラングドックのAOCはうまく窮地を逃れたようだ。ラングドックでの収穫は8月末に始まり、良い天候のもとで収穫は進んだ。この10年間、毎年そうであったように、2012年も素晴らしい品質が見込まれている。

▼冬の寒さ、春の雨
2012シーズンは、冬の気温が特に低かったことが特徴である。とても乾燥していて、2月には1988年以来の強い寒波に見舞われた。
春も例年よりは涼しく、雨が多かった。冬が乾燥していたために、春の雨により水分を蓄えることができた。

▼涼しさと猛暑が訪れた夏
夏の初めは雨や暑さ、例年よりも涼しい夜という、この地域にとっては良い条件に恵まれた。今年、ぶどう畑は水分不足に悩むことはなかった。
8月に夏の盛りとなり、8月中旬の猛暑によりぶどうは望み通りに成熟することができた。夏全体を通して、積算温度は平均値を上回っており、7月は涼しかったが、8月が過度の風もなくとても暑かった。ぶどうの色づきや成熟は、素晴らしい条件のもとで進んだ。8月末の雷雨は、ぶどう樹には恵みの雨となった。

▼収穫
収穫を前に、ぶどう畑の衛生状態は良かった。9月は、日照、北風、涼しい夜に恵まれ理想的であった。ぶどうは十分に熟しているが、数量は2011年に対し14%減少すると予測されている(9月1日時点の予測)。ラングドック・ルーシヨンの2012年の収穫量は、1,220万ヘクトリットルと予想される。

▼有望なヴィンテージ
2012年はエレガントで、濃縮感があり、偉大な品質であることを予測させる。最初に収穫したぶどうの果汁は、アロマが豊かで、とてもバランスが良い。

(ラングドックワイン委員会プレスリリース、2012年9月)


【ブルゴーニュ:変わりやすい天候のもとで得られた貴重なヴィンテージUn millésime précieux après une année capricieuse】


ブルゴーニュでは収穫が9月中旬に、クレマン・ド・ブルゴーニュはそれよりもわずかに早く開始された。2011年は早かったが、2012年の収穫は、ブルゴーニュの典型的な時期である。収穫量は少ないが、良い品質であると見られている。
2012シーズンの冬は、2月前半が厳しい寒さに見舞われ、霜の被害を受けたが、その期間以外はかなり暖かかった。

ぶどうの生長は、3月は暖かかったために早く進んだが、4月、5月は涼しく、生長の速度が緩やかになった。開花は5月末、夏のような気温の中で始まった。その後は天候が不安定で、局地的にしばしば雹や雷雨に見舞われ、ぶどうの生長は過去10年平均よりも数日遅くなった。区画によっては、花ぶるいや結実不良が見られた。これにより予測される収穫量は少なくなったが、果実が凝縮することが予想された。

6月7日、30日、8月1日に局地的に激しい雹に見舞われ、アペラシオンによっては、収穫量が50~70%減少するであろう。

また7月末には酷暑に見舞われ、果実は日焼けが発生した。

これらの状況により、ぶどう畑の衛生状態が問題となり、完璧にコントロールはできたものの、生産者は休みなく畑の状態を注視しなければならなかった。しかし彼らの努力は収穫の時に報われた。収穫にあたり、選果台はほとんど必要がないほどであった。

8月に太陽が戻り、ぶどうの成熟が進んだ。成熟を示すさまざまな指標(酸、糖)は、夏の終わりに日照や北風という好条件に恵まれ進んでいった。その後9月中旬に涼しくなり、多くの区画で成熟が緩やかになった。

ヨンヌ県では、8月から9月中旬に雨が不足しており、ぶどうの成熟が止まってしまうことが懸念されたが、9月10日頃の、10mmあまりの雨が救世主となった。

ぶどうの熟度を注視しコントロールすることが、最適な収穫日を選ぶためには、かつてないほどに必要であった。

このような変わりやすい天候条件であったにもかかわらず、ぶどうは腐敗しておらず、選果はわずかな程度しか必要がなかった。多くの畑で収穫量は少なくなっているが、収穫されたぶどうは糖と酸の素晴らしいバランスを見せ、見事に凝縮している。赤の果汁はとても香り高く、白の果汁は、最高であることを予測させる。

アペラシオンによっては、収穫量がかなり少ないが、2012年のワインは、素晴らしくなるであろう。

(ブルゴーニュワイン事務局プレスリリース、10/3)


【2012年は歴史的に少ない収穫量 Très faible récolte】


農水省統計局(SSP)は10月1日付けの第四回目となる今年のワインの収穫量の予測で、前回予測からさらに減少し、4,060万hlと発表した。過去40年で最低であり、歴史的に少ない収穫量となる。

9月が乾燥していたために、8月下旬時点での予想からさらに減少した。収穫量の多かった昨年を20%下回り、過去5年平均に対しても13%減となる。すべてのカテゴリーにおいて、昨年よりも収穫量が下回る。AOP(オー・ド・ヴィを除く)は1,940万hlで昨年より15%減、過去5年平均より13%減。オー・ド・ヴィのAOP(コニャック、アルマニャックを含む)は、680万hlで昨年より22%減で、過去5年より8%減。IGPは1,140万hlで、昨年を19%下回り、過去5年平均より13%減。その他のワインと果汁は310万hlで、昨年より42%減、過去5年平均に対し17%減となる見込みである。なおこの予測は、10月末の収穫終了後に変わる可能性がある。

多くのぶどう畑で、ぶどうの生長は、早熟であった昨年よりもゆっくりと始まったが、夏の終わりがとても暑かったために、この遅れの一部を取り戻した。しかしこれは、過去3年間かなり早熟の年が続いた後に、例年並みの日程に戻ったと言える。開花の時期が涼しく、湿度が高かったために、開花は長引き、果房の着生は一様ではなく、県によっては花ぶるいもかなり見られた。結実もうまくいかない場合があり、結実不良も収穫量の減少の一因となっている。春と夏の雨により、多くの産地で、ベト病やウドンコ病が広がった。春の終わりから続いた雷雨や雹で、特にブルゴーニュやボージョレーは被害を受け、カビ病が広がった。8月は特に南東部やミディ・ピレネで酷暑となり、続く9月が乾燥していたために畑は水分不足となり、果実の重量が減少した。多くの産地で、果実の重量にばらつきがあるため、正確な収穫量は、収穫が終了しないとわからない。収穫は10月末に終了すると見られている。収穫は今のところ全般的に、良い衛生状態の中で進んでいる。

*農水省統計局(SSP)による予想
  (9月1日付)  4,290万hl(フランス食の広場372x号)
  (8月1日付)  4,410万hl(フランス食の広場368号)
  (7月1日付)  4,670万hl(フランス食の広場365号)
*FraneAgriMerによる予想(7月中旬) 4,649万hl(フランス食の広場368号)
*9月6日のINAO全国AOCワイン委員会では、4,250万hlという数字が報告された(フランス食の広場369号)

[各地の状況]
(*各地域に続く( )内の数字は、2012年予想収穫量、対前年増減率(%)、過去5年平均に対する増減率(%)の順番です)

シャンパーニュ(182万hl、-40%、-37%)
予測収穫量は、過去5年平均よりも37%減少する。冬の終わりからの一連の天候の悪条件が影響した。霜の被害に加え、ベト病、そして特にウドンコ病が広がり、被害を受けた。花ぶるい、結実不良も見られた。収穫は9月末に始まった。

ブルゴーニュ&ボージョレー(182万hl、-30%、-26%)
春以来、天候の不測の事態が続いた。遅霜、長引く開花、花ぶるい、結実不良、雹が繰り返し降った。ある程度コントロールされたもののカビ菌が広がった。さらに8月はぶどうの日焼けの問題もあった。ボージョレーでは9月中旬に収穫が始まったが、収穫時に選果が行われ、このために生産量は減少する。ボージョレーの収穫量は、過去5年平均に対して50%減と、大きく減少することが見込まれている。

アルザス(115万hl、-3%、+1%)
開花は長引き、夏の初めに花ぶるいが見られた。カビ病の問題は、8月の酷暑で解消され、収穫量は過去5年平均並みと予想される。

ジュラ(9万hl、-25%、-8%)・サヴォワ(12万hl、-8%、-2%)
ジュラでは、8月が乾燥していたために、ベト病やウドンコ病の広がりが抑えられ、例年並みに成熟した。しかし収穫量は、春の天候条件が良くなかったため、前年を大幅に下回ると予測される。サヴォワでは良い衛生状態の中で収穫が始まった。

ロワール(237万hl、-22%、-19%)
春から天候の不測の事態が続いた。区画によっては霜の被害を受けた。開花は不揃いで、局地的に雹に見舞われ、花ぶるいも多く見られた。ベト病とウドンコ病も広がった。果実の成熟度合にはばらつきがあるが、衛生状態は良い。収穫は9月末に始まり、果汁の量が少ないことがわかっている。

シャラント(699万hl、-25%、-13%)
前回の予測から、9月も乾燥が続いたために、収穫量の予測は減少した。収穫は良い条件のもとで始まった(シャルドネとソーヴィニヨン)。

ボルドー(555万hl、-10%、-5%)、南西地方(353万hl、-12%、+3%)
ボルドーでは、畑の衛生状態は守られている。白ワイン向けの収穫はほぼ終了した。9月はかなり乾燥していた。ぶどう畑の区画や品種により、果実の重量や熟度にはばらつきが見られる。南西地方は、良い衛生状態のもとで進んでいる。

ラングドック・ルーシヨン(1,170万hl、-21%、-12%)
予測収穫量は、前回予測から減少する。特にルーシヨンでは乾燥した北風(トラモンタン)が9月に吹き、またウドンコ病が広がる危険が続いていたために、収穫量が減少する。しかし収穫は概して、良い条件のもとで行われ、終了間際である。

南東部*)(470万hl、-17%、-12%)、コルス(31万hl、-1%、0%)
収穫は8月末に始まり、概して良い衛生条件のもとで進んでいる。プロヴァンス地方(プロヴァンス・アルプ・コートダジュール)では、暑さのために収穫量の予測はさらに減少した。
*)ローヌ地方とプロヴァンス地方を含む
(Agreste Conjocture, no.4/5,2012年10月)


引用元:「フランス食品振興会発行メールマガジンhttp://www.franceshoku.com/」




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【2011年プリムール】 5大シャトー&ペトリュスセット

CHラフィット・ロートシルト/CHムートン・ロートシルト/CHラ・トゥール/CHマルゴー/CHオー・ブリオン/CHぺトリュス 各1本(合計6本)

【Château Lagrange 2011】

40,00 €




【Château Lafite Rothschild 2011】

600,00 €




【Château Poujeaux 2011】

24,00 €


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by naobossa | 2012-10-10 21:59 | 【ワインVIN】 | Trackback | Comments(0)
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