■現代フランス料理事情 LA CUISINE BRANCHEE
2005年 08月 22日ラ・キュイジンヌブランシェと読む。(今流行の、今トレンディーな、今が旬な・・・みたいな感じですか)
さて、このLA CUISINE BRANCHEE・・・・
以前にもご紹介しましたが、テレビ番組で超人気、高視聴率を上げた『OUI CHEF!』のレストラン(パリ15区)、大好評でいつも満席だそうですが、ただ単にテレビのおかげではなく、独創的、洗練されたシリル・リニャクCyril Lignacの料理と店の雰囲気のおかげみたいです。『ラフな格好で美味しい料理を食す。セレブであろうがなかろうが、ジーンズにTシャツであろうが、美味しいものを求めに来る人には平等のサービスを』がモットーのようです。
若いシェフに挑発されて有名シェフたちもいろんな試みをしている中・・・
新しい食材、変わった食材、市販されている食品(ビスケット、ボンボン・・・)を使ったデザートも堂々とメニューに登場。EASY COOKINGと呼ばれてます・・・
-SALADE AUX FRAISES TAGADA ET AUX GALETTES SAINT-MICHELLE
(GILLES CHOUKROUN)
-GLACE AU MALABAR
(ALAIN DUCASSE)
■プラザ・アテネ・・・
■火星旅行のメニュー決定・・・
その他、最近フランス料理関係でよく登場する言葉として・・・
FUSION FOOD(WORLD FOOD)
MELILOT
HUILE D'ARGAN
SARDINE
SIPHON
SLOW FOOD
HUILE D'ARGANはグランシェフの間では現在オリーヴ・オイルを上回る需要量だそう。アルガン・オイルはモロッコだけで棲息する木になる果実から作られたオイルだそうで、つい最近まではコスメ業界のみで使用されていた("シワ取り"に抜群の効果を得られる)。
SARDINEサーディンは安くて"品のない魚"として今まで高級レストランでは使われなかった食材だったそうですが、鯖やニシンと並んで最近はグランシェフがこぞって使うように・・・(食材に高級も"品がない"もないと思うのですが・・・特にイワシは栄養たっぷりのいい魚なのに!)
Siphon シフォン Espumas エスプーマはキッチングッズ調理具ですが、最近の料理の傾向として必要不可欠。その他注射器やシェーカーもよく登場するそうで。これはEL BULLIのFerran Adriaの影響か?
★参考文献★
le nouvel Observateur N°2127
次回、ボルドー&その近辺で注目されている"美味しいレストラン"のリストアップをアップします。
Huile d'argan-http://fr.wikipedia.org
arganier-http://www.amazighworld.org